平成23年9月7日〜15日(競技日9月11日〜15日)
 
今回は震災の関係で埼玉県内の国体予選会の開始が1ヶ月遅れてスタートしました。
数年前から山口国体は、どうしても参加したいと思っていて今現在、日本代表として活躍している埼玉のエース大山君にもオレが4位になったら譲ってくれなどと冗談も言いつつ5月に予選会が開始しました。

昨年は色々とあり、ついにAクラスを撃つことが出来ずにいましたが12月に入り好調が続きラウンドのアベレージが24点台で新年を迎えました。
「クレー射撃に明日はない!」大昔にベテラン選手からいただいたお言葉です。 これは今日調子が良いからと言って明日も調子が良いとは限らない。という意味で好調は長くは続かず必ず好不調波があり調子の良い時に試合に行け!というありがたいお言葉です。

ということで、関東地区で年明け初めにある公式は東京公式で、そこでこっそり皆には内緒でAクラスを撃って来てしまおうと思ったわけですが結果は惨敗.....日本クレーに加入して過去最低のスコアーでした。しかもストレートを17枚も外してしまい、以降3月末までドン底まで落ち緩い練習セットですら20点行かない状況が続きました。特に深刻だったのが真っ直ぐ病で100個撃ちの場合、20枚のストレートがあるわけですが2〜5枚くらいしか当たらず、これではスコアーが望めるわけもなく完全にぶっ壊れていました。

なんとなく、感覚的にですが3月終わりに射撃改善の光りが見えてきました。東京公式で完全にぶっ壊れて以来、全く射撃が分からなくなってしまってから、まずは当たる腰の位置が確定しました。
後は、そのポジションに腰位置を持っていくための組み立て方が課題となっていました。5パターンくらいを試して2パターンに絞り、4月20日の芸文公式に望みました。
結果は92点を撃ったのですがストレートを6枚外しての92点ですので、いまだ真っ直ぐ病健在といったところでした。

完全復活の兆しは突然で、たわいもないことでした。日邦工業のPerazziカップにお客様のお供で須山射撃場に行ったときです。5月1日にも拘らず大雨の影響で気温が15度を下回り射台にも雨が吹き込むほどで、強烈に寒く雨になるべく濡れないように射台の後ろに立ちフォームもほぼ前傾を取らずに構えて撃ったところ、ストレートがイメージ通りに当たり、「ん?」と気が付いたのでした。

真っ直ぐ病の怖いところは照星とクレーの位置関係が絶対当たる位置で撃っているのにも拘らず当たったり当たらなかったりする所にありヘッドアップしているわけでもなく目が先に行っているわけでもないのに当たりと外れが混在するからこそ混乱してしまうのです。

1R目の射撃が終了してすぐに鏡の前で据銃をしてみて動きの違いをチェックしたところ右肩と上半身の動きに決定的な違いがあることが判明しました。

残りの3Rはその点を検証しながら撃って行き1つの確信を得るにいたりました。結果的に成績はうる覚えですが87点くらいでストレートを7枚外したように記憶しています。

その後、練習にて上半身のリフトを徹底的にチェックして行き、第一回目の国体予選に望みました。
結果は94点でストレートは3枚失中にとどまりました。

その後1〜3月までの悪い癖が徐々に抜けて行くまで2ヶ月を要し予選会中もストレート主体に外す流れとなりましたが、自分自身で混乱することもなく真っ直ぐ病は収束していきました。
そして10点のアドバンテージを持ち関東ブロックに参加し大会も無事終わり、晴れて念願の山口国体に参加できる運びとなりました。

関東ブロックが終了してスキートの代表選手の増田君に「ドンだけ山口に行きたかったんですか?毎年そのくらい国体に行きたい!というモチベーションを持って予選会に望めば......」と言われ、笑いながら握手をしたのを思えています。
 

スキート射面ですが公開練習初日でまだ誰もいません

スキート射面は綺麗に整備されていました

こちらが成績ボードです

射撃場の入り口から臨時駐車場まではシャトルバスで移動します

こちらはトラップ射面です

横から見た感じ

開会式の模様

山口県の選手による選手宣誓

今大会優勝者の小林さん(広島県)

二上君(京都府)とも久しぶりに会いました

今回、この宿泊施設の利用都道府県です

ホテル前では夜な夜な須々木さん(岡山県)の特別講義が開催されています

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