気力=集中力=心拍数⇒ハイスコアー 短期集中コラム(予定〜(^^;
私は海外遠征においてトラップ、ダブルトラップの選手が決勝の前に行っている行動を注意してみています。これは本人の性格にも影響しているかもしれませんが大まかに分けると2種類の選手に分かれます。

1.1人静かに瞑想状態のように目をつぶり誰も近寄らせないオーラを発している。

2.自分のチームと歓談してリラックスをモットーとする

実際にどのような感じかというと下記の写真を見てください。
この写真は2003年に行われたロナト(イタリア)ワールドカップのトラップ決勝10分前の様子です。


予選1位のぺリエロは約20分前から5分間据銃練習を行い、その後選手の呼び出し直前までベレッタのブースにて誰も寄せ付けないオーラを発し、じっとしていました。

こちらはオーストラリアチームでダイヤモンドとアダムが決勝に進出しました。選手呼び出しまでの間、仲良く笑顔で歓談していました。

いったいどちらが正解なのか?と言うと一般論ではイタリア型の瞑想でしょう。別にペリエロに友達がいなくて話したいのに誰も来てくれない、と言うわけではないでしょう。これこそ日本人好みです。
オーストラリア型は結果が出せないと「試合前なのにだらだらして!」とか「もっと集中しないとだめだろ!」とか言われそうですね。
逆にイタリア型で「あれじゃ集中しすぎだろ!やりすぎはダメだ!」とは言われない感じですね。
日本ではまず言われないと思いますが何時だったかラッセル・マークがある女子選手をみて
「So much to Concentration」⇒あれはやりすぎだ!と言っていたのを記憶しています。
人それぞれなのでしょうがオリンピックで金と銀を2大会で獲得したマークの言葉だけに考えさせられるところです。この大会の結果はペリエロの優勝で2位はアダムでした。
この2つはの実例はあまりにも対照的です。
ペリエロはじっくり時間をかけて決勝が始まるまでに自分の中の闘志とコンセントレーションをMAXに持っていくタイプでありダイヤモンドやアダムはプレッシャー無く気持ちよく射台に立つことを心がけているようです。
ですからどちらが正解と言うことは無いのだと思います。
自分はどちらのタイプなのか両方試してみて結果が付いてくる方を採用すればよいかと思います。
結果が付いてくる方法があなたにとって脳が活性化するきっかけになるはずです。
つづく

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