クレー射撃メンタルと射撃率
ラウンド中のメンタル的な失敗は色々なパターンがあります。目玉やダンゴはもちろん最後の5枚がダメとか最初の10枚がダメとかです。これらを克服するにはどういう練習をしたらよいでしょ?皆さんも常に考えているはずです。一般的な方法をいくつかあげましょう。
この方法は中国で行われている方法で最初の10枚が弱い人は10枚連続で当たるまで外れた段階でラウンドを終了するやり方です。つまり10枚連続的中以外は25枚クレーを撃てないってことです。例えば7枚目で外れたらそこでいったん射台を下りてそのラウンドは終了するのです。初めこそ10連続的中が気になって緊張するでしょうが次第に緊張を集中が凌駕し10枚くらいなら当てれると言う気持ちになってきます。これは10点満射のようなもんで7枚目くらいからドキドキするでしょうが達成してしまえばなんてことなくなります。この方法で出だしが苦手な方は克服できることと思います。
次に最後の5枚がダメと言う方は25枚撃ちではなく30枚撃ちをします。この方法も中国で取り入れている方法です。単純な発想ですが効果はてきめんです。今現在25枚撃ちなのだから30枚撃ちをしてもと思われるかもしれませんがラストの5枚が弱い人は何枚撃ってもラストの5枚が弱いのです。30枚撃ちだからと言ってやっぱり21〜25枚めに失中が集中するかと言うとそうではなくやはり25〜30枚目に集中します。このことからも30枚撃ちをすることによって21〜25枚目は別に普通に撃てばクリアーできるんだ!と言うことを再確認することが克服に繋がります。
目玉やダンゴは2通りの原因が考えられます。技術的は失敗とメンタル的な失敗です。
技術的な問題すなわち特定の角度のクレーや単純に左や右に対してスウェーや目線の曲がり、目が飛ぶなどで基本的に修正が必須な項目であったり単純なミスだったりとかです。
外れるべくして外れたクレーは自己責任において努力し修正しなければなりません。そうすれば同じミスはしなくなります。しかしこの失中の原因が判らず次の順番が来るまで考え込んでしまい集中力が欠如しまた外してしまう場合や出た瞬間に苦手方向だとかさっき外したクレーだとか考えるとやはり的中率は非常に下がってしまいます。

特定のクレーを外す⇒原因は同じ→目玉であっても問題なし
バラバラな条件下のクレーを外す⇒原因はそれぞれ違う→何でだろう?と考え込んで集中力散漫

失中を引きずらない一番単純な方法は「考えないこと」次の1枚を当てることに集中する。
もしくはその場で失中の原因を断定してすっきりする。そうすると次の1枚に集中できます。
出来ることなら「クレーが固かった」とか位に思えればメンタル的にやられることはないでしょう。

目玉やダンゴで一番大事なのは自分を押し切ることです。例えばいきなり4連続失中してしまっても5枚目も同じフォームで勝負できるか?ってことです。ほとんどの場合不安にかられ頬付けや肩付けを直したり何かしら修正を入れたりするはずです。しかし自信を持って同じフォームで5枚目も勝負できるかがメンタルの強さと射撃率を考える上で重要になってきます。

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