Beretta DT10 浦和銃砲オリジナルカスタム製作
5月に入りはじめの1丁目がついに完成しました。最終的に希望に沿って出来上がったのは銃身重量1500g位でしたがかなり良い出来です。個人的には8月から実戦投入予定です。すでにもう1段階の軽量化加工も終了し後は元台を作成するだけです。
残りの銃は年末くらいかと思われましたが5月末にもう1丁入荷しました。どちらもブラックレシーバーで基本仕様は同じですが、こちらの銃は元台の寸法を指定したので完成品です。
まさかこのタイミングで2本目が出来てくるとは思わなかったので銃身をステージ2へ加工してしまって失敗しました。2本目に来た方は元台の木目もかなり良くしかも銃身にベレッタのゴールドプリントが入っているし特注品の臭いがプンプンする仕様です。
銃番号的には1丁目の方が大きいので後から出来てきたのですがおそらく元台半原木だったので出荷が早かったのでしょう。今は国体予選の兼ね合いもあり関東ブロックが終わるまではミロクを使う予定ですがちょうどそのころを目指して台の製作に入りたいと思っています。
銃身仕様

希望したスペック
1.銃身重量について⇒1.500kg〜1510kgの範囲で作る
2.銃身長について⇒29.5インチ
3.トップリブについて⇒10x10のパラレルで682GEと同じように銃口まで穴あきのベンチタイプ
4.サイドリブについて⇒銃口まで穴あきのタイプ
5.チョークについて⇒基本規格と同じ

出来上がってきたスペック
重量:1500g(ステージ2 1480g)
銃身長:30インチ
トップリブ:テーパー
サイドリブ:ハーフサイドリブレス←勝手に命名
その他:チョークなどはノーマルと同じ

ASEが生産されていない以上、同じフィーリングを求めると、これ以外には無いでしょう。
今回トップリブを10x10のパラレルにしたかったのですがやはり難しいらしく無理でした。バランス的にはテーパーの方が先軽感はあります。これは好みの問題でしょう。今回最重要だったのは重量ですのでそれをドンピシャで
クリアーしてきたのはさすがベレッタと言う感じです。




分かりにくいですが上がノーマルで下がカスタムです。

トップリブは穴あけ加工(ステージ2)してあります。

ノーマルのスリーブ部分はそのまま黒着色です。

私はSO5のように自分で磨きました。

ところが2本目に来た物は初めから磨きが!

上がノーマルで下がカスタムです。軽量化のためにサイドリブがハーフレスです。

下の銃身は後から来た方でベレッタの金マークが入っています。

なぜか先台部品にも彫刻が入っています。

ノーマルや初めに来た物には無彫刻です。

最近の生産銃には682GEにもはいっていますね。

今現在ベレッタには部品供給に対して生産性をあげるために台木などには銃番号は打ちません。
ところが後から来たモデルには打刻してありました。ますますカスタムっぽい!

初めに来たこちらには打刻は無しです。

1丁目は半原木で貰い2本目は台のスペックをある程度指定して完成品で納品してもらいました。

オイル仕上げでかなり木目の入っているなかなかの台です。

後加工によりトップリブを削るとやく20g軽量化されます。照星はハイビズに交換しました。
通常のDT10の銃身は1560g前後が一般的で、たまに1530gくらいの物も入ってくるようです。
今回特注で作らせた物は銃身重量1500gとASEやSO5と同じバランスの物です。
私の銃身は基本値1500g-20g=1480gで仕上がっております。