フィリピンアジアクレー
グーグル・アース 射撃場位置

10月25日からフィリピンで開催されたアジアクレー選手権に参加してきました。
フィリピンは初めてで出発直前にテロがあったり1年以内に行ったお客さんには夜は絶対にホテルから出ないようにとか、かなり治安が悪いと散々ビビらされました。

宿泊ホテルはマニラ市内のマカティー地区でまさにテロがあったホテルのそばでした。しかしマカティーと言う地域でもほぼ中心地なので歓楽街ではなく高級オフィス街とでも言ったところでしょうか?
比較的安全な感じを受けました。

一番懸念にしていた食事ですがホテルの前に巨大なショッピングモール(半分建設途中)があり食事もレストランが多数入っていてまったく心配の必要がありませんでした。

テロがあったばかりということもあり各建物への進入には常にボディーチェックがあり火器や不審物の持込を徹底的にチェックしていました。
特にホテルのチェックは厳しく金属探知ゲートはもちろん犬まで動員してのチェック体制にめんどくさい反面、安心感がありました。

いつもの事ながら射撃場とホテルの往復は組織委員会チャーターのシャトルバスなのですが他国ですとタクシーと言う選択肢もあります。しかしながら治安の悪さのため組織委員会からタクシーの使用を禁止されていてバスを使うことが前提となっていました。

しかしながら当のシャトルバスは朝3便(ホテル⇒射撃場)しかなくとても不便な環境でした。
しかもお国柄なのか経費削減なのかまったくいい加減で参りました。
例えば朝の第1便が7:00発だとします。通常7:00になればバスは出発するのが当たり前なのですがどうもバスの契約が1回の運行にたいして料金が発生するらしく7:00もしくは定員乗車が出発の条件となっているようでした。

9:00から射撃開始なので初めの組になっている選手は7:00でも遅いくらいだと文句を言っていましたが実際には7:40まで出発しませんでした。7:00組+7:30組が乗り込みようやく定員となり3便運行予定のバスは2便となり射撃場に着いたのは8:40くらいでした。
9:00スタート組みの選手達は大慌てで特に中国の監督はすごく怒っていました。
通常40分ほどで朝は射撃場に着くのですがあと少しのところでバスが路肩に落ちてしまい、やむなく800m近く重い荷物を持って歩くハメになり散々な試合日となりました。
 
トラップ射面です。2面ありますがロケーションはほぼ同じです。完全に南向きに作られていますが屋根が大きいためにトラップは逆光で見えないと言うことはありません。放出されたクレーはすぐに空に抜けます。この日のように曇っていると見にくいですね。
トラップでも皆メガネのレンズの選択に悩んでいました。
ブラウン系を使用している人が目立ちましたが緑、紫系も多かった気がします。スキートは完全に空抜けとなりますので見にくい上に逆光での射撃になります。晴れている日が少なかったので曇っていれば見にくいがまぶしくない。晴れていればまぶしいがクレーは見えると言った感じでしょうか?
射撃場内は牛とヤギが放牧されていて射撃中に射面に進入してくることが多々ありました。
設備的には中々良い射撃場だと思います。
クラブハウスと仮設テントで選手は待ち時間を消化します。
スポンサーの看板が色々出ていましたが無料のコーラがあるわけでもなく何を協賛していたんでしょうか?
今回は装弾の持込が制限されていました。現地での販売のみとなっていてRC1とRC4は売られていました。

RC1が$10US
RC4が$12US

クレーが25枚い1R
$8US

RC1が7.5号、8.5号、9号の3種類
RC4が7.5号、8号、9号の3種類販売されていました。

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