期間 平成25年9月26日〜10月1日(競技開催日9月29日〜10月1日)

 今回の国体の勝負どころは朝一に撃つ射団と15時〜16時20分位の時間帯で撃つ射団で、いかに20点以上を撃つか?にかかっていました。

これは朝一は右前から太陽が登り右が見難く、15時〜16時20分位は左後方から森の木々の陰が放出口にかかるためにクレーの出が非常に見難いのです。

私は初日の射撃で、ぎりぎりラストで影が入って来ましたが、次の射団は最悪でした。
2日目は午後から曇りでしたので、この影響はありませんでした。
3日目は曇りでしたので特に影響はありませんでした。

2日目、最初のラウンドの1時間前と30分前と10分前の計3回、いつものように据銃練習をして、フォームを確認し万全であることを確認し選手控え室に移動をしました。
家族も応援に来ていましたし、かなり自分を追い込んで、気合十分で2ラウンド目に望みました。

20枚を撃ち終わり1枚抜きで来ていましたので、本大会トラップ種目初の24点以上が出るのでは?と内心「ムフフ」と思ったのですが、23枚まで当てて、逆に慎重になってきてしまい、コールまでの時間が12秒くらいかかってしました。

「ムフフ」と思うのが早すぎるのもありましたが、そもそもそんな事を思うこと自体、心に隙がありました。
案の定24枚目で外してしまい結果23点で終了。

2日目、2回目はA射面のスケジュールがずれ込んでスタートが20分位遅れました。
曇ってきたせいもありますが、残り10枚くらいは、かなり暗くなりクレーの放出が見えにくくなり残り10枚で5枚外してしまい遭えなく17点と言う結果になりました。

コンタクトレンズに変えてからメガネよりは暗さに対して対応できるようになった気もしますが、個人の身体の能力的にどうにも出来ない環境下でした。

もしかしたらPILLA(ピラ)のサングラスのイエローならば対応できたかもしれません。
私が知る限り、現在最強のシューティンググラスはPILLAです。
クレーも照星もしっかり見える優れものですが、高額なため中々手が出ません。

しかしPILLAの出現によりシューティンググラスの代名詞ディコット社もアグラをかいているわけには行かなくなったようで、近年ディコット社も偏光タイプのレンズを多数開発し販売しています。
今回も新色のイエローを使っていましたが曇り、雨用であり本当に薄暗くなると少し光量が足りなかったようです。

終わって見れば、大体の選手が1回は10点台を撃っていますので最後の最後までチャンスはあった感じです。
しかし、成績を見る限り全体的に点数は非常に悪く、結果的に非常に難しいクレーでした。

練習ならば普通に20点以上撃てる感じのセットでしたが、国体と言うステージで力を出し切るのは非常に難しいと実感しました。

前回参加した山口国体は個人3位でしたので更に上を目指すべく頑張ってまいりましたが、目標に対し程遠い結果となりました。

今回の国体では最終日に多くの選手が80点は撃って帰りたいと思っていたはずです。
各都道府県の上位3名が参加している国体ですので80点くらいは普段の公式ならば苦も無く撃てる事でしょう。

私も80点は撃って帰りたい!と最終日に必死で撃ちましたが78点で終了となりました。

大会では4ラウンド全て、全力で臨みましたが満足行く結果ではなく、初めて悔しさが残った試合でした。
しかしながら最終ラウンドは意地で21点を撃ち、何とかトラップ団体7位になってチームに貢献できたと思っております。

また国体に出場できるチャンスがあれば、今回の経験を活かして表彰台を狙いたいと思います。
 

東京国体マスコット「ゆりーと君」と印西市マスコット「いんざい君」が表彰式に来てくれました

何とか埼玉県チームはトラップ団体7位となりお土産(賞状)を持って帰ることができました
 
総合成績は東京都 長野県 栃木県 群馬県の順でした
国体は、あくまで団体戦による総合成績を争う大会ですので、種目別団体や個人の表彰はオマケ見たいな物です
その証拠に、総合成績は賞状に「表彰状」と書かれていて、個人と団体は「賞状」となっています

総合優勝の東京都 おめでとうございます!
このブロンズ像が天皇杯であり、各都道府県体協は持って帰って来てくれる事を切望しています

初日と2日目は今回の国体用にオーダーした青いベストで撃ちました

最終日は気分を変えて山口国体用に作ったベストを着て競技をしました

最終日、私の点数で埼玉県の順位が決まるので非常に重い空気の中、必死な表情です(^_^;

これは低いストレートですね
我ながら構えは非常に良いです!w

埼玉県トラップチーム
左から寺田 大山 小林

今回頂いたトラップ団体7位の賞状です

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