気力=集中力=心拍数⇒ハイスコアー 短期集中コラム(予定〜(^^;
クレー射撃では他の運動競技と違いカロリーの6割以上を脳で消費することが分かっています。
この事より身体的なスタミナ:HP(以降HP)のほかに精神的なスタミナである気力:SP(以降SP)も必要になって来る事が分かります。
HPについては基礎体力ということになりますが個人差はあれど最低限、銃を構えてショックに絶えうる程度有ればクレー射撃はこなせます。しかしSPについてはかなりの個人差があるようです。

SPは性格や人生経験によっても基本値が違ってくるでしょうし当然競技歴にとってもその最大値は違ってくると考えられます。以前「メンタルと射撃率」で書いたと思いますがプレッシャーに対するステージの高さでもその消費速度は違ってきます。
HPの主な消費原因は銃の取り扱い動作やショックに対する防御です。
SPの主な消費原因は集中力とプレッシャーです。
しかし事はそんなに単純ではなく特にSPの消費に関してはラウンド中ずーと集中しっぱなしでは後半にスタミナが切れます。切れるかどうかは本人の基本SP値にもよりますが苦しくなるのは明らかです。

またプレッシャーによってSP値の消費燃費が悪くなる事も十分に考慮しなくてはなりません。
プレッシャーが心拍数とリンクしている以上まず初めに取り組まなくてはならないのが心拍数のコントロールです。

一般論的にいうと平常心拍が80くらいの方は競技中の理想な心拍数は115〜120くらいです。この状態を保ち普通に撃てばそれなりの結果を望むことが出来ます。しかし100以下だったり150を越えると結果を出すことが出来ません。

心拍数のコントロールを一番簡単に行うのは呼吸法です。
下げるには息を大きく吸って8〜10秒とめてゆっくり吐くを5回以上繰り返すと良いでしょう。息を止めると10秒間程度は心拍数が下がり続けます。しかしその後はまた上昇していきます。
上げるには今の逆の方法を行います。加呼吸気味に呼吸をするとゆっくり上昇していきます。もっと単純なのは射撃前に走りこみ等の運動をすると強制的に心拍数は上がります。

一般的に集中している状態は心拍数が下がる傾向にあります。プレッシャーや精神的ヤル気による心拍の上昇と集中による下降が程よいバランスの時にパフォーマンスは最大になります。

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