スキート専用銃の特徴 | |||||||||||||||||||||||||||
スキート銃はトラップ種目よりも銃の振り幅が大きいと言う競技特性のために取り回しが良く近距離射撃用に設計されています。 発射時のクレーまでの距離はおおよそ18〜20mと一律になっているためにパターンも効率よくその距離で得られるように平筒よりもラッパ状に開いている事がほとんどです。 トラップ銃は1発目と2発目ではクレーまでの距離が違うためにそれぞれ違うチョークが設定されていますがスキートの場合ほぼどちらも同じ距離での射撃となるので、上の銃身も下の銃身スキートチョークに設定されています。 銃身長もトラップ銃より2インチ(約5p)短くし28インチ(71cm)になっています。 これは短い方が飛行しているクレーをより速く捕らえることが出来るという点から来ていて、さらに2インチ短い26インチ銃身のスキート銃もあります。 トラップ銃もスキート銃も基本的に機関部は同じものを使用していますが銃身と元台のセッティングが、それぞれ撃発時のクレーまでの距離を想定して長さと銃口の開き具合が設計されているのです。 チョークには一般的に一番開いているスキートチョークから一番絞ってあるフルチョークまでの6段階が設定されています。 スキート射撃の場合、競技に使用できる装弾は7.5号以下となっていますがほとんどの場合、使用する装弾は9号(直径約2mm)となっています。 これは射撃場の保安距離に大きく左右される場合が多く、保安距離によって7.5号でも使用できる場合があります。 トラップ種目の場合は常にバックストップ(国内の主な射撃場の場合)に向かって撃ちますので、そこをこぼれて飛んでいく散弾はほぼ限定されますがスキート種目の場合は8番射台などはかなり急角度で撃ち上げる事になりますので飛距離のより少ない9号を使用するように指定されている射撃場がほとんどです。 チョークの種類は通常下記のように5段階ありさらにラッパ状に開いているスキートチョークが加わり6種類となります。
画像を見て分かるように銃口に近づくにしたがって膨らんで行くタイプの銃身もあります。 これはトロンボーン銃身と呼ばれるタイプでスキート独特の仕様です。 |
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スキート銃は腰だめからクレー放出された瞬間にに銃を構えると言う独特のルールからその行動をスムーズに行うためにバットプレートはプラスチックか木で作られている場合が多いです。 スキートの場合、ゴムのパットを使用すると挙銃時に引っ掛かってしまうからです。 画像:右トラップ銃 左スキート銃 |
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ベンドとはトップリブの延長線から元台の頬を付ける部分まで距離を言います。スキートは挙銃動作やほぼ横に飛行するクレーを狙うことからベンドはトラップ銃よりも低めに設定されています。 |