| 今回はベテラン射手からの依頼で製作に取り掛かりました。この銃のオーナーはFN-A1とPerazziも所持していてそれぞれの銃の元台の中間のような台との希望でした。FNシリーズはオリジナルの元台の特徴としてA、Bグレードは比較的にグリップは太めでウレタン仕上げになっている事が多く、Cグレード以上になるとサイドに雨だれ(なみだ)が付きグリップも細めでチェッカリングも細かくなりオイルで仕上げられています。これはグレードによる差別化を徹底的に行っているからです。 今回の製作依頼の希望として「グリップを太めに」と言うものとペラッチのように「ピストルに」と言うがありました。「太めに」と言うのはクリアーしましたが「ピストルに」と言うのはFNの場合難しいのです。これはクラシックスタンダードとして用心鉄(トリガーガード）に飾りがついているためにグリップを立てる角度に限界があるからです。無理に曲げるとポッキリ折れてしまうので出来るだけ起こしてハーフピストル位になりました。 |
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