◎台の法則!銃のネジレはグリップのせい
僕の銃は元台を自分の体に合わせて作り直しました。この時ベンドを「ストレート」つまり下げないで作ったのです。このためいつも照星と中間照星の見え方は同じです。どこに頬付けしても同じところに弾が飛んでいくようにするためにこの様に設定したのです。
僕はお客さんのオーダーで年間約10本位元台を作ります。製作には完成まで約3ヶ月くらいかけて作ります。おおもとのスペックはその人の射撃のフォームや体型で決めますが、グリップに付いてはかなりの研究をしてきました。
一般には製作する台のスペックを決めて台屋さんにお任せで作るのが当たり前です。しかしことグリップに付いては色々法則があり一番重要視しているのは「ねじれ」についてです。みなさんご自分の銃を出してきて目をつぶってゆっくり据銃してみてください。目をつぶって構えることで構えながら修正することを防ぐ効果があります。そして目を開けた時に目は銃身の真中にきていますか?また銃身が左に傾いてはいませんか?そしてグリップを強く握ると銃が傾きませんか?
台を製作する上でこの点が一番大事な所です。もちろんグリップ以外でこの問題を解決することも出来ますが根本的な解決策ではありません。この台の法則はここでは公開できませんが知っている人は少ないのではないでしょうか。こうして完成までに5回くらい射場で撃ちながら調整していき満射が出た時点で仕上げとなります。よく元台を作り直したから慣れるまで少し撃ちこまなくては、と言う話を聴きますがおかしな話だと思います。そういう人は何のために台を作ったの?と考えてしまいます。