クレー射撃全般

◎照星にこだわる

射撃銃を購入しクレー射撃を始めて、まず初めにカスタムするのが照星(フロントサイト)ではないでしょうか?
カスタムの中では初歩的で誰にでも簡単に交換ができるからです。日本国内では「目立つ」また「良く光る」物が人気が高い様です。海外でもアメリカ市場では照星に対してのイアテムは結構多く市販されています。銃に限らず狩猟用のボウガンや弓用の物も色々開発されています。国内でも「より明るい物」への交換は頻繁に行われています。ネジ式や接着式など様々な種類が販売されています。
僕個人に付いては照星は自作しています。とは言っても市販のサイトの金属ベースを使って東急ハンズで購入してきた集光アクリル棒を加工取り付けしています。このサイトですが約半年に1回作り直しています。何故かと言いますとガンオイルや火薬粕で劣化して性能が落ちるためです。材料自体は200円(1m)くらいなのでたいしたことはありません。しかし海外に試合に行くようになり外国人選手の使用銃を直接見るとなぜか市販品のままであることが多いのです。つまり外国人選手は照星にはあまりこだわりがないようです。たまに交換している人もいますがほとんどが白い色の物が多いです。ここで感じたことは蛍光色の明るい照星にこだわっているのは意外と日本人だけなのかもしれません。
しかし1つ気がついたのですが、もしかしたら目玉の色が関係しているのかもしれません。白人系の青い瞳は黒い瞳に比べて照星が良く見えるのかもしれません。医学的に調べたわけではないので真実はわかりません。瞳の色についてさらに思い当たることがあります。これは1997年にエジプトのWCに行ったときのことです。当然エジプトですから射場は砂漠の中にあり、当たり一面砂だらけでした。クレーの色は黒でしかも砂地から空抜と言う非常に見ずらい射場だったのを覚えています。このときアメリカチームはレンズカラーのチョイスにかなり慎重になっていました。グラデーションで10色以上のレンズをチームみんなでクレーとの相性を確認していました。このときアメリカのコーチが僕に「ブルーアイズ(青い瞳)の我々はこのロケーションは不利だ」と言っていました。やはりこの事についても真実はわかりませんが、きっと何らかの違いが有るのだと思います。

話がだいぶそれましたが、照星についての話に戻ります。照星の交換で一番重要なのが、その大きさです。
これはトラップ、スキート両方に共通して言えることですが飛行しているクレーと同じ大きさ物のが理想的です。
つまり、トラップは大きさで言うと3mm位までスキートは5mm位までが限界です。初心者用に大きめの物が売っていますが避けた方が無難です。この大きさの基準はクレーに対するリードを測る上でとても重要になってきます。クレーを狙う時に照星の1個分がクレーの1個分の距離と同じ方が正確は狙点を狙うことが出きるのです。得にトラップはクレーの大きさがどんどん小さくなって行きますので、大きい照星だと狙いの精度がなくなります。照星は小さければ小さいほど狙点の精度が上がるのです。まぁ小ささにも限度はありますけれども....。
皆さんも照星について研究してみてください。