Lesson 2競技ルール説明 トラップ射撃

オリンピックトラップは1番から5番の射台を移動しながら(5周)25枚のクレーを撃つ競技です。射台の15m先から右、左、真中の3方向のいずれかにクレーが飛び出し撃ち落とす競技です。この飛び出す方向は乱数設定されて射手にはわからないようになっています。しかし各射台ごとに右2枚、左2枚、真中1枚計5枚と決まっていますので最後の6〜7枚くらいは記憶のよい人ならどちらに出るかわかってしまいます。トラップ射撃は一般に各射撃レンジにはスコアーボードが設置してあり現在何枚目まで進行しているか、また何点かということが一目でわかるようになっております。

トラップは1射面に5射座あり最大6人での同時プレーが可能です。基本的には順番に撃って行くのですがクレーの放出は自分のコール(掛け声)によって行われます。自分自身の射撃準備が整ったならば、マイクに向かってコールをします。マイクが音声を拾うと自動的にクレーを放出します。
各射台の前方(15m先)の機械室には1射台に付き3台のクレー放出機が設置してあります。右、左、ストレートと射台ごとに3方向にクレーを飛ばすためです。つまりトラップ射撃には合計で15台の機械が設置してありクレーは15通りの飛び方をします。

トラップ射撃は最大同時に6人までプレーできます。この時の射台の移動方法について決まりがあります。撃ち終ったら隣の人が撃ち終わるまで射台の中でじっとしていないといけません。これは隣の人の射撃を妨害しないようにするためです。
隣の人が撃ち終わったならば、その人の左後方まで移動しましょう。当然右隣の人は、さらに隣の人が撃ち終わるまで射台の中でじっとしています。この時、今まで自分がいた射台には左隣の人が入ってきます。
このようにして射台を順番に移動して行き25枚を撃っていきます。最後にマナーとして25枚のクレーを撃ち終わっても最後の一人がクレーを撃ち終わるまで射台から離れないようにしましょう。