Lesson 1まずは、安全性の確保から!  スキート、トラップ共通項目
散弾銃は取り扱いを間違えると大変危険な道具です。銃を所持したときから、各自が危機管理意識をもち十分に取り扱いに注意してください。
安全に取り扱えば事故の危険性は限りなくゼロに近付きます。クレー射撃は狩猟と比べて事故の起きる確立が極端に少ないのです。これは自分の順番がこない限り弾を発射できる状態にしてはいけないと言うルールがありこのルールが徹底的に守られているからです。
Lesson 1ではまず、安全性の確保に付いてレクチャーを致します。

上下二連銃の場合
上下二連銃の場合はとにかく、銃を折ると言う習慣をつけてください。
もしあなたの銃に弾が装填されていても銃さえ折っていれば、撃発することはありません。常に変化していく状況の中でこの
銃を折ると言う基本をまずマスターしてください。
ではどのように銃を折る習慣付けるかと言いますと銃を肩から離した時、つまり銃を下ろした時には、銃を折ると言う動作を一緒に行うようにしてください。

銃を下ろしたらすぐに折るこの動作が基本となります。


次にこれは当たり前の事なのですが、
人に銃口を向けない!これはとても危険な行為です。射撃場内を移動する時、また射撃中も自分の順番以外の時は必ず銃を折り銃口を人に向けないように心がけてください。
もし弾が入っていなくても本人以外は装填の有無が分かりませんので必ず銃を折って弾が装填されていない事をアピールしてください。
安全に銃を保持している写真 危険な状態に銃が保持している写真

自動銃の場合
自動銃の場合は薬室を開放しておくと言う習慣を付けてください。
上下二連銃と違い見た目では発射が可能な状態かどうかが確認できません。
基本的に自分の射撃の順番以外は薬室に弾は装填してはいけないルールとなっています。これも上下二連銃同様に薬室が閉鎖されていますと自分以外は弾の装填の有無は分かりませんので必ず薬室は開放しておいてください。
また
銃口は射撃方向斜め上また下に向けて移動するように心がけてください。


安全に保持している写真その1
 


安全に保持している写真その1


 
Lesson 1のポイント
銃を折ることと銃口を人に向けないと言うこの2点はクレー射撃を始める上で最低限のマナーです。誰でも初めからうまくは行きませんが落ち着いて時間がかかってもかまいませんから安全第一を心がけてください。
この場合も必ず銃を折りましょう

1.コールをしたがクレーが出ないとき
2.コールをしたらクレーが割れて出たとき(ノーバード)
3.他の射手に話しかけられた時
4.引き金を引きそびれた時

いつでも発射が可能な状態の銃はちょっとした衝撃や操作ミスで発射されてしまいます。引き金の重さはどの銃も大体1.2kg〜2.0kgくらいに調整されています。人間の握力を持ってすれば簡単に引き金は落ちてしまいます。クレーの放出等でアクシデントがあった時には、一度銃を折り深呼吸をして再度トライしてください。
※但し、不発が出たときは銃をすぐに折らずに10秒位水平に構え安全(遅発等)が確認されたらしずかにっ脱包しましょう