Lesson 2競技ルール説明
ここではスキート競技のルールについて説明をします。スキーと競技はトラップ競技と違い腰だめのポジションからすばやく構えてクレーを追いかけ狙い撃つ競技です。全体的なアクションは大きく射台ごとに狙い越しも変わり変化に富んだゲーム性の高い競技です。アメリカでは戦闘機乗りはスキート射撃を必須とし目標物(敵機)の先を撃つ(リード)感覚を養っています。

スキート競技はトラップ競技と同じく最大6人で行うことができ1ラウンド25枚のクレーを撃ちます。時計の文字盤を半分にしたような射台構成が特徴で文字盤の9時の位置が1番射台、8時が2番射台と言う感じで進んで行き3時の位置が7番射台となり針の中心位置が8番射台となります。
各射台ごとにクレーを撃つ順番が異なり左の放出器を「プール」、右の放出器を「マーク」と呼びます。またスキート競技にはダブルと呼ばれる2枚同時に放出されるクレーを撃ち落すものもありダブルも射台ごとにどちらから先に撃つかが決まっています。
公式大会等ではタイマーと呼ばれる不確定要素が組み込まれ難易度が上がります。スキートでは通常コールと共にトラップと同じくクレーは放出されます。これをノータイマー方式と言い一般的にはこちらの方式で行われることが多いのですが公式大会等ではタイマー方式と呼ばれるルールが採用されています。
タイマーとは通常コール直後にクレーは放出されますがこのときに0〜3秒のタイムラグを発生させ銃を構えるタイミングを狂わせます。スキート競技はクレーの放出後に初めて銃を構える原則ルールがありますので0〜3秒のタイマーにより難易度が飛躍的に上がります。いつ放出されるかわからない状態での0秒発進と集中して放出を待っている時の3秒発進は特に失中率が高いようです。
各射台ごとのクレー放出の順番
射台 撃つ順番
1番射台 ・シングルプール (銃を折る)
・ダブル(プール→マーク)
2番射台 ・シングルプール (銃を折る)
・ダブル(プール→マーク)
3番射台 ・シングルプール (銃を折る)
・ダブル(プール→マーク)
4番射台 ・シングルプール→シングルマーク (銃を折る)
・ダブル(プール→マーク) (銃を折る)
・ダブル(マーク→プール)
5番射台 ・シングルマーク (銃を折る)
・ダブル(マーク→プール)
6番射台 ・シングルマーク (銃を折る)
・ダブル(マーク→プール)
7番射台 ・ダブル(マーク→プール)
8番射台 ・シングルプール (銃を折る→時計回りで回転して立ち位置を変える)
・シングルマーク
注:各射台ごとに全員が撃ち終わったら全員で次の射台へ移動します。