Winchestre AA 製品紹介 |
Winchestreの装弾と言えば長年愛用されているAAをまず初めに思い浮かべる方が多いでしょう。 日本国内で販売されていたAAはオーストラリア製のAAでしたが機械の老朽化に伴い薬莢のチューブケースをワンピースで製作できなくなった事からAAと言うブランドの装弾の販売が終了してしまいました。 AAの称号はチューブケースをワンピースで作りワッズが火薬室部分に入る時テーパーになっていてワッズとチューブの間から燃焼ガスが漏れずに均等に火薬が燃焼し製品ムラなく圧力が上がる、そのテーパー形状にAAたる称号が与えられていました。 今回、新発売されるAAはアメリカ製のAAです。 チューブはワンピースで製作されていませんがチューブの形状はツーピースながらテーパーチューブが再現されていてワンピースの物と同じ性能を引き出しています。 また、ロンデル部分は真鍮を使用していて銃本体にも優しいです。オーストラリア製のAAも24g装弾になってしばらくの間、ロンデルは真鍮製でした。途中から鉄にメッキをしたものに変わり今では国内で販売されている、ほとんどの装弾のロンデルは鉄にメッキとなっています。このために錆びが出て来てしまう事があるのです。 真鍮製は変色しても錆びる事はなく安心でです。今現在、真鍮のロンデルの装弾は私が知る限りAA(USA)とフェデラル(紙薬莢)のみでです。 先日、私はWinchestre装弾の日本総代理店の日本装弾の試射会に行き実射テストをしてきました。 撃って見た感じは今現在AAの後継種として販売されているインターブラック1350よりもショックはやわらかく、弾速も安定しているようです。クレーの割れも良くパターンはしっかり出ている感じでした。 |
試写会当日、商品の説明会がありました。 まずはチューブの作りについての説明があり、現物の模型(カットモデル)が配られてAAのブランドに対する説明がありました。 |
こちらは絶版品となったオーストラリア製のAAのカットモデルです。 チューブがテーパー成型なのが分かります。この作りがAAブランドとなっています。 |
こちらは一般的な装弾のカットモデルです。 通常はこのような作りとなります。 |
こちらは新発売されるアメリカ製のAAのカットモデルです。 ツーピース構造ながらもテーパーを再現しています。火薬室もお椀型をしています。 |
3つを並べて比較 引き抜き成型のためにチューブの内側もAAはツルツルしています。 |
クリンプはAAについては8クリンプを採用しています。 クリンプの溝が少ないので装弾が入り込み変形する率を下げています。 また、アンチモンはオーストラリア製同様6%と硬い散弾となっています。 |
80%と言う驚異的なパターンを可能にしていたオーストラリア製AAのワッズはアメリカ製には採用されていませんでした。しかしながらメーカー発表でパターンは約75%(通常は約70%〜72%程度)と通常よりも良い数値がでています。 |