射撃競技の時は何番目の組に入ると良いか?

公式戦に限らず射撃大会の時に何組に入ると良いだろう?

1.早い組は体があったまっていないから避けたい。
2.早い組は太陽がまぶしいので避けたい。
3.最終組の4-5-6番に入れば、お手伝いが1回で良いので楽だ。
4.最後に撃つ射台は第二射面の方が撃ちやすいから奇数組に入ろう!
5.今日は4番、7番セットか。4番セットスタートより7番セットの方が好きだから、そっちから先に撃とう。

等々、あげれば限がありません。

私も、Aクラスを目指していた頃やAクラスを維持するのに必死だった頃は5‐6組の4-5-6番目あたりを狙って入っておりました。
この時の心境は藁にもすがる気持ちと自分に都合が良い楽な射撃をしようという気持ちが、そうさせていたのでしょう。
ですから公式戦に行って1‐2組が埋まるのを待って受付前でうろうろし、5組目6組目のカードを虎視眈々と狙っておりました。

しかしながら、ここ10年でその考えは変わりました。
一概には言い切れませんが一見条件が良さそうに思える5‐6組は昔の私のように藁にもすがる思いの人たちが集まってくる組なのです。

本気でAクラスを狙う人や優勝を狙ってくる人は統計を取ると1‐2組に入っていることが多いのです。
なので1‐2組は真剣に撃つ人や志が熱い人で殆どが編成されています。

ですから、そのような組に混じって撃つ方が集中して適度な緊張感の中で競技が出来るのです。
ダメダメ組のぬるま湯の中で自己中心的に撃つのか、ビリビリした中で強者に食らい付いて行くのかで、結果はおのずと違ってきます。

当然デビューして間もない時は、なるべく緊張しない環境で撃ったほうが良いでしょう。
しかし、ある程度Aクラスを狙える位置まで上がって来たのならば、間違いなく早い組に入って勝負していく事をお勧めします。

もちろん、1‐2組が空いているからといって着いてすぐに撃つ羽目になるという状況ではダメです。
準備時間を考慮して射撃場に到着し柔軟体操や据銃練習をしっかりして準備万端で射台に向かい余裕を持ってクレー放出を見ることが前提です。

本部公式や国体等では当てはまらない場合もありますが1-2組に入りたい人と1‐2組には入りたくない人の間には越えられない壁があり、自分がその壁を越えたときに、その意味が分かる事でしょう。