岩手県岩泉猿沢猟区狩猟報告 平成19年11月17日〜19日 | |||||
今年も岩手県岩泉猿沢猟区に行ってきました。 今年は定宿の小清水旅館が取れず駅前の「いわいずみ旅館」((0194-22-3330)にお世話になりました。この旅館は駐車場も広くとても快適な旅館でお勧めです。夏場は釣り客で賑わうそうです。 今年は事前情報で非常に暖かいとの事で不安がつのりました。 なぜかと言うと里が暖かいと言うことは山の木の葉は落ちずに餌が山の中に豊富にあるからです。 さらに今年は集中豪雨の影響で河川敷のキジは繁殖が出来ず、また解禁直前にも記録的な大雨が降った影響でかなり厳しい状況でした。 直前の集中豪雨により沢も土石流で荒れていて沢の横の林道も車のわだちが大きく削られ深いところで1.5mほど削られ岩盤が見えていました。 草が生えている真ん中部分を残してまるで平均台のようになってしまっている箇所が多々ありました。 これでは山鳥もいるはずもありません。影響の少ない山頂部分に集まってしまっているのかもしれません。 とにかく犬がまったく臭いを取れない状況が続きました。 また今回は少ないチャンスをモノに出来ず散々な結果に終わりました。
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1DAY岩泉町(17Nov2007) am5:55 今回は去年のように先客が来ないうちに鴨撃ち場に移動し場所を抑えました。 日の出時刻を確実に過ぎたのを確認してボスが犬とともに溜池に近づきます。 コガモとマガモの群れが一斉に飛び立ち私はマガモを1羽ゲット!一段落したので落としたかもを回収に行くとマガモがさらに3羽飛び立ちました。 1年ぶりだったことと気が緩んでいたことで弾を再装填するのを忘れていたために撃つことが出来ませんでした。 am6:35 鴨撃ちが終わりいつものコースでキジと山鳥を狙います。 600mくらいの区間に四箇所くらい付き場がありそこを狙います。 2箇所目のポイントで犬が認定を開始しました。 斜面を上がっていってポイント、さらに斜面を下っていって2回目のポイント! オスキジがフラッシュしましたが飛んだ方向が悪く誰も撃つことが出来ず見送りました。
am7:20 鴨撃ち場周辺のキジ場を全て回りましたが初めに1回のみで臭いすらない状況でした。 仕方なく次の場所に移動を開始しました。 am8:20 猿沢入り口周辺に移動をしました。この猟場は毎年居鳥が多数目撃される場所で「ここで出会いが無ければ今年は取れないぞ!」などと冗談で言っていましたがこれが現実になろうとはこの時は思いもよりませんでした。 1時間近く念入りに歩きましたがまったく臭いが無い状態が続きいったい何がどうなってこんなにキジがいないのか?首を傾げるばかりです。 am9:20 一箇所だけ杉の植林をした場所で比較的地面が乾いている場所がありそこを最後に見て猟場を移動しようということになりました。 用意をして犬を降ろすと高鼻を使い始めようやく獲物に出会えそうな予感がしました。
約2mの土手をすすっと下りて行き片足を上げてガッチリとポイントしました。 私はカメラの撮影をしていましたのでボスとM氏が配置につきます。 するとメスキジが4羽フラッシュしました。間を空けてメス⇒オスが2羽フラッシュ、その後メスが2羽フラッシュしました。 私が立っている位置は2m上の土手でしたのでフラッシュの様子が良く見えましたが下の2人には良く分からなかったようです。 結局ここでは1発も撃たずに見送りとなりました。
道路沿いの小場を数箇所周りましたが臭い無し、ヨッチノ沢に移動することにしました。 am11:50 猟区との境に到着して車を止める事が出来そうな場所を探します。 空き地を見つけて車を止めて用意をしているとメス山鳥が10m先くらいのボサから飛んでいくのが見えました。すぐさま配置について移動を始めるともう1羽メス山鳥が対岸の沢に飛んで行きました。オス山鳥がいるのでは?と期待を寄せますがここはメス山鳥2羽で終了のようです。 取りあえず沢を登り始めました。 しかしながら直前の集中豪雨の影響で沢はひどい有様です。 沢の本流は土石流の後があり沢横の林道も車のわだちが雨の影響で川となり深いところで1.5mほど削られて岩盤が見えている有様。 まるで平均台の上を歩くような場所が多々ありました。 枝沢も見て回りましたがまったく臭い無しの状態が続きおそらく頂上に固まっているのかもしれないという結論にたっしました。 車の辺りまで戻ると先ほどメスが飛んでいった沢からまたもやメス山鳥が下ってきました。 先ほどのメス山鳥の可能性も高いですが、さほど高さが無い沢なのでボスが犬を連れて登っていきました。しかし空振りに終わり沢をあきらめ再びキジ場に戻りました。 pm1:00 乱場と猟区と特別銃猟禁止区域の境で居鳥を2羽発見!どうやら放鳥のキジのようです。 M氏がそっと近づき1羽ゲットしました。結局3羽のオスキジがいましたが全部放鳥のようです。 なぜかというと全然逃げませんので人になれているのでしょう。 pm1:20 時間も昼過ぎでいい加減おなかも減ってきたので道の駅で昼食をとることにしました。 いつものどんぐりラーメンを食べてしばし休憩です。 ここでボスから提案がありました。今日は最後に乱場でキジを見てその後は林道を流そうというのです。 そこで先ほどの沢のひどい有様を思い出し先に何本か林道を走ってみて林道の状況を確認する事になりました。一番荒れていない山鳥が出そうな林道を確認しておく必要があったからです。 昼食後何本か上がってみましたがやはりひどい状況で何処も同じと言った感じだったので一番長い林道の猿沢を上がることになりました。 pm3:00 乱場に移動して平場最後のキジ撃ちです。実績のある場所へと行ったのですが畑仕事をしている方が居たので対岸へ場所を移すことにしました。 対岸もそう悪くは無い場所でキジと山鳥が混生しているエリアです。 私は河川敷を歩きボスとM氏がボサの中を歩きました。 しばらく歩くと踏み出しでオスキジが出ました。見た感じ大きさ的にも天然物です。わたしの3m先から真っ直ぐ逃げるように飛び出しました。 当然これはイタダキパターンです。 すばやく銃を構えてトリガーを......!! 「引けない!」、さらに「引けない!」......。 安全装置がぁ〜〜〜〜!!orz なんと言う単純なミスであろうか......。 数少ないチャンスを安全装置などで棒に振ってしまいました。 これにはわけがあります。 猟区内は自動銃の類であっても2発という制限があります。 私はM870を使用しているのですがチューブ弾装内に2発入れ薬室は常に空にしてあります。 これは私流の安全対策であり自動銃よりも早く連射が出来るという自信でもあります。 しかし乱場では3発入れるために安全装置をかけているのです。 安全装置といってもまったく安全ではないので私は信用していません。ですからチューブ弾装内に2発入れボルトを3/4ほど開きエキストラクターに弾のロンデルのつばを引っ掛け底面のベロを持ち上げ弾を保持する方法をとっています。 M870の銃の特性でボルトが完全閉鎖していないと発射できない機構になっているのを利用しているのです。 本日はじめての乱場だったので安全装置のことなどまったく忘れていました。 まぁ「逃したキジは来年に取って置いて繁殖してくれればまた楽しめるんだ」と自分を慰めました。 pm3:40 猿沢に移動し林道を流しましたが途中でメス山鳥を1羽見ただけで成果無し。 4:10に本日の猟が終了となりました。
初日:猟果 キジ 1羽 マガモ 1羽 目撃鳥獣 オスキジ 6羽(内放鳥3) メスキジ 8羽 メス山鳥 3羽 マガモ 10羽くらい コガモ10羽くらい 発射弾数 ボス:1発 庸一:2発 M氏:6発 |