岩手県岩泉猿沢猟区狩猟報告 平成17年11月19日〜21日 | |||
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2DAY岩泉町(20Nov2005) pm13:30 早速、教わった林道に向けて車を走らせます。最新のナビには載っていましたが明らかに地図に載っていない道です。山鳥の居鳥に注意しながらゆっくりと進んでいきます。林道に入り10分くらいすると絶好の山鳥ポイントが見えてきました。ここで猟をする予定ではありませんでしたがボスの経験上このような場所には居る確率が高いとの事です。ダメで元々!車を寄せて準備開始です。
車に戻り再び移動を開始しました。居鳥に注意しながら猿沢猟区まで戻るような形で走ります。途中でよさそうなポイントを3つくらい確認して今度来た時に猟区に入れない平日はこのあたりを攻めてみようと地図に情報を書き込みました。 pm14:30 再び道の駅まで戻ってきました。今日ここまでの成績は朝捕獲したカルガモ3羽のみです。昨日があまりにも出会いがあったため、どうもボスはあせっているようです。そこで作戦会議を再度開き猟区内は一通り見て回ったので乱場に行ってみよう!ということになりました。意外と猟区の外には人が入っていないので結構ねらい目なのでは?という意見で一致しました。早速過去に実績のあるポイントに移動です。 pm14:45 ポイントに到着すると前方から一台の4WD車が走ってきます。一目見て撃ち方(ぶちかた)と分かる車に一同遅かった....。と落胆の様子。ナンバーからすると地元のようです。一応ハンターの礼儀として車を止め挨拶をしました。地元情報も貰えたらラッキーですし我々はよそ者ですので、この様なコミュニケーションが大事なのです。 挨拶そこそこに今年の繁殖状況など話を聞いているうちに「あんたら犬がいるならここ入れてみなよ!」と言われました。なんとこの人は犬を連れて猟をしていましたが居鳥を見に来ただけでここでは犬を下ろしていないとの事。ここで居鳥をかなりの数、毎年捕っているとの事で「犬を入れれば出るよ!」とこの場所を譲ってくれました。基本的にこの人同様地元のハンターは、ほぼ居鳥撃ちしか行いません。メインは熊猟で鳥猟は剥製を頼まれた時や晩飯に蕎麦でも食べるときに出汁を取る時のみ行うようです。 早速車を止めてハント開始です。 pm14:50 準備を済ませたところで犬を下ろします。この手順は基本中の基本で車を止めたところがすでに猟場の場合は車のすぐそばからいきなりフラッシュすることも良くあるのでいつでも撃てる用意をしてから犬を下ろさないと獲物に逃げられてしまうことがあるからです。 犬は降りた瞬間から認定を始めました。キジの臭いはプンプンです。ボスが「これはいるぞ!注意しろ!」と声をかけ犬の後をついていきます。途中でボスが指示を出しました。私とM氏のセットで河川敷のほうに回るように言われ移動を開始しました。しかし立地がよくわかっていなかったせいで迂回に失敗しそうこうしているうちにオスキジ2羽メスキジ2羽が飛び立ちました。完全な作戦ミスです。 その後どうにか河川敷側に出たときにはボスたちはかなり先にいました。完全に平行移動に失敗していました。ところがその時右方向から羽音がしました。見上げるとオスキジがこちらに向かって飛んできています。すかさず構えて発射!撃った瞬間に足がブランと下がったので仕留めたと確信し回収に向かいました。 見事なオスキジで足缶付きではないことから野生と確認。すぐさまボスに報告するとボスは「今のは完全に当たった(弾が)ときの音だから捕ったと思ってたよ」といいました。実際に獲物に命中した時とかすりもしなかった時とは銃声の響き方が違うようです。私にもなんとなく「こもった音」の時は当たったのかなと感じる時があります。 何はともあれようやくキジを確保しボスも一安心です。車に獲物を運んでいた時にメスキジ2羽が勢いよくフラッシュ!どうやら車のそばにはオス3羽メス4羽がいたようで車が止まったことや犬が来たことでばらばらに這って逃げていたようです。 |