Beretta DT10の仕様に付いて考える
私は今現在BerettaDT10(トラップ)を使用しています。この銃を選んだ理由はトリガータッチとグリップからである。2004年のアジア枠オリンピック最終予選であるアジア大陸選手権に参加する上で新ルールに対応すべくポテンシャルの高い銃が欲しかったからである。候補に上がったのはレナト・ガンバ(デイトナ)、BerettaDT10の2つで大会までのスケジュールを考え元台をノーマルで使えるDT10にしました。しかしながら銃身重量は私個人の理想とは程遠く削れるところには全て手を入れ出来る限りの軽量化を図りました。結果1.58kgあった重量を1.51kgまでそぎ落としASEやSO5とほぼ同じ重量と銃身のバランスを手に入れました。ここで感じた事はなぜ今販売されているDT10はこの仕様なのだろうか?バランスが先重すぎやしないだろうか?ASEが完成形ではないのか?色々な疑問を抱えてはいましたが改良された自分のDT10にはとても満足していました。

しかし!


最近一つの答えが見つかりました。

そうです!私の改造は正しかったのです!

先日、Beretta社と日本で唯一契約を結んでいる選手がイタリアの工場で直接作ってもらったDT10はまさに私の銃とほぼ同じ状態でした。
しかし!納得がいきません......。なぜ?今更こんな仕様のものを出すの?今後はこの仕様なの?それとも純正ワークス仕様で一般は入手できないの?いったいどうなるんだ?特別にASEリミテッド用の銃身をのせたのか?
持っている本人がよく銃の事をわかっていないために真相は不明です。
私の持っているMX8はワークス仕様ですが銃身は社外製作ですので純正ではありません。(刻印はPerazzi社のものですが)ですからありだと思いますがこのDT10は純正品ですので市販品と違うものが存在する事は問題です。そこでオリンピックも終わり今後のデリバリーはこの仕様に変わるのでしょうか?これが販売されるのならば現行よりもさらに戦闘力が上がる事でしょう。

とまぁ色々書きましたが、つまり自分の判断が正しかったと言うことの証明が出来たのがうれしいのと、この仕様が正規販売されないのならば「ずるいぞ!」と思っている。

それだけです。(^^;

今後はこの仕様が販売されれば良いなと思っている。
上:ノーマル 1.58kg(個体差1.56〜1.59kg)
中:ワークス 1.53kg(打刻重量)
下:カスタム 1.52kg(元値1.58kg)
まずサイドリブに注目!
ワークスは後半分はサイドリブに穴が開いていない。私のカスタムは出来るだけ穴を広げて軽量化を図っている。
ワークスのこの仕様はおそらく銃身のバランスを元に持っていくために行なっているのだと思う。
トップリブに注目!
ワークス(中)は先まで穴あきである。ノーマルは穴は開いていない。私の(下)は後加工で穴あけをしている。当然サイドリブも穴を開けてある。ワークスは初めから穴あきリブが付いている。
しかもワークスは銃身長は29.5インチである。私は30インチが気に食わないので照星の若干長い物を自作し29.5インチと同じ狙い線になるように修正した。上の写真でわかると思いますが照星の端の位置はほぼワークスと同じ。

銃身重量は1.53kgと打刻されているが怪しいものである。実測できなかったのでわからないが1.4kg代の可能性もある。ありえない物が存在しないようにわざと許容認知範囲の打刻がしてある可能性があるのです。