ベレッタ682について | ||
DT-10は682とASEの良いとこ取りのような気もしますが実際にASEと比べてみるとやっぱりASEの方がその出来具合は格段に上です。戦闘力の面では互角と思いますが、銃身の重さがASEよりも約50g、682G(682GE)よりも約80gくらい重く出来ています。総重量は3.75kgくらいです。イメージとしては全体的に重い感じが見受けられますが、このバランスはぺラッチのMX8とほぼ同じに出来ています。この事実はぺラッチを意識して作られているのか、それとも現在までに製作されているDT-10はすべてアメリカ輸出仕様なので重く作られているのかは分かりません。今後の生産ロットの製品を見てみないとなんともいえませんが仕上げの面ではやっぱりASEと比べるとトリガーの部品に磨きがかかっていたりするところがコストダウンの対象になっています。もしかしたらわざとASEとの格差をつけるためにやっているのかもしれません。競技銃ですからその性能が保証されているならば仕上げなどはどうでもよいのです。良い物を適正な価格で販売することが第一目的なのだと思います。また、トリガーアッセンブリー(スペアトリガー)についてはDT10の物をASE用として販売していることから完全互換性となっているようです。当初レシーバーカラーはシルバーとブラックの2種類を販売する予定だったようですが、実際に今現在ブラックのみの生産になっているようです。(2001年2月現在)とにかく品薄状態が続いているこの銃は国内でもめったにお目にかかれません。欲しいなと思っている人は見つけたら即決した方がよいでしょう。 ところで、前のページでも触れました振り子の件ですが、682GEは振り子式から変更になったはずですが、どうも当店に入荷した物は今まで通りの振り子式になっています。昨年6月に入荷した682GEは反動式でしたが、12月に入荷した物は振り子がきいていました。????改良が加わったのか現在調査中です。 DT-10は市場投入後、早くもシドニーオリンピックのダブルトラップ種目でリチャード選手が金メダルを獲得しています。このメダル獲得はとてもインパクトの在るデビューと言えるでしょう。682シリーズの最終新化型であるDT-10は今後も世界の桧舞台で活躍していくことでしょう。 |
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こちらが、DT10のトリガーです。松葉バネの形状が若干変わっています。 | こちらはASEゴールドのトリガーです。細部まで仕上げには、こだわりが見られます。 |