標的射撃の種類
標的射撃とは射撃場で標的と指定された的に向かって銃を発射することです。主にクレー射撃とライフル射撃に分類され公営、民間の射撃場でのみ使用することができます。
銃刀法で決められている所持許可対象年齢は装薬銃(散弾銃、ライフル銃)は20歳、空気銃は18歳からとなっております。
クレー射撃
直径約10Cmのタールと石灰で形成された皿を散弾銃で撃ち落す競技です。オリンピックや国体の正式種目であり所持許可の資格は一般的に20歳からとなっておりますが学生等で体育協会等の推薦状があれば18歳から所持することも可能です。散弾銃は主に12番口径が使用されていてトラップ種目(遠距離射撃)とスキート射撃(近距離射撃)が一般的です。
エアーライフル射撃
標的射撃におけるエアーライフル射撃とは空気銃を使用して行われる競技でありオリンピックや国体の正式種目です。主に学生が主体でクラブ活動の一環として行われていることが多く体育協会等の推薦状があれば14歳から所持することが可能です。競技用の銃は4.5mm口径で10m先の紙的を撃つ精密射撃です。
空気銃射撃
許可自体はエアーライフル射撃と同じですが競技には参加せず個人的に楽しむと言う場合はこれになります。精密射撃用の銃を使う場合と狩猟用のロングレンジの銃にスコープ等をつけて撃つ場合と分かれます。競技に参加するわけではないので特別推薦は受けられません。そのため所持許可対象年齢は18歳以上からとなります。
スモールボアライフル射撃
スモールボアとは小口径ライフル銃の事を指し一般に22口径(5.5mm)の競技用ライフルの事を指します。ほとんどの場合がエアーライフル射撃からのステップアップで大学生がクラブ活動として行っています。許可には日本ライフル協会の規定にのっとり段丘審査を受けエアーライフル射撃で5級以上を有し体育協会や所属都道府県ライフル協会の推薦が必要となります。当然オリンピックや国体の正式種目です。
スラッグ射撃
散弾銃の1発弾であるライフルドスラッグ弾を使用して50mのライフルレンジで紙的を撃ちます。主に猪や鹿の捕獲に使用されている弾頭で鉛剥き出しのフォースター弾(通常弾)とサボット弾があります。サボット弾は特殊な弾で銃身にライフリングを施した銃でのみその効果を発揮します。
散弾銃ですので口径は12番、20番、410番などがあり狩猟で一般的なのは20番となります。これは弾頭の重さによる違いで重力が働いていますので20番よりより重い12番は有効射程が短いからです。12番で通常弾を使用した場合の有効射程距離は60m前後です。20番の場合は通常弾を使用した場合80m前後となります。サボット弾を使用した場合は約30m近く飛距離が伸びます。


サボット弾

通常弾

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